登記簿とは とうきぼ

「登記簿」とは、不動産の所有者や権利関係などが記録されている公的な帳簿のことです。
日本国内のほぼすべての土地や建物について、この登記簿に情報が記載されており、誰でも内容を確認できる仕組みになっています。

登記簿には、不動産の所在地や地番・家屋番号のほか、所有者の氏名、抵当権や地役権などの担保権に関する情報が記載されます。これにより、不動産の権利関係を明確にする役割を果たしており、売買・相続・抵当権の設定などの取引において、登記簿の情報は法的な根拠となります。

登記簿の情報は、法務局(登記所)で「登記事項証明書(いわゆる登記簿謄本)」として取得できるほか、法務省が提供するオンラインサービス(登記情報提供サービス)を通じて、インターネット上で閲覧することも可能です。

このように、登記簿は不動産取引の信頼性を支える基礎的な記録であり、正確な権利関係の把握に欠かせない重要な制度です。