メゾネットタイプとは めぞねっとたいぷ

「メゾネットタイプ」とは、集合住宅の中で、1戸の住戸が内部で複数階に分かれている間取りのことを指します。住戸内に階段があり、上下階を行き来する構造となっており、一戸建てのような感覚で生活できるのが特徴です。

このタイプの住戸には、次のようなメリットがあります。

  • プライベート空間を確保しやすい
    階を分けて生活空間を構成できるため、来客対応とプライベート空間を分離しやすく、生活の自由度が高まります。
  • フロアごとの使い分けが可能
    下階をリビング、上階を寝室や書斎とするなど、空間の用途を分けて使うことができ、在宅ワークやSOHO用途にも適しています。
  • 通風や採光に優れる
    上下階それぞれに窓やバルコニーが設けられていることが多く、風通しや日当たりが良い住戸が多い傾向にあります。
  • 収納スペースが確保しやすい
    階段下などを活用した収納スペースが設けられている物件が多く、収納力が比較的高い傾向があります。
  • 上階からの騒音トラブルを避けやすい
    住戸内に上下階がある構造のため、自室の上に他人の部屋がないケースが多く、足音などの騒音トラブルが比較的少なくなります。

一方で、上下階の移動に階段を使う必要があるため、高齢者や小さな子どもがいる世帯では注意が必要です。また、構造によっては冷暖房効率が下がることもあるため、設備面の確認も重要です。

なお、メゾネットタイプは住宅だけでなく、ホテルや宿泊施設でも採用されることがあります。