ユニット工法住宅とは ゆにっとこうほうじゅうたく

「ユニット工法住宅」とは、部屋単位の「ユニット」を工場であらかじめ製造し、それらを現場で組み立てて完成させる住宅のことをいいます。プレハブ住宅の一種で、次のような特徴があります。

【主なメリット】
  • 品質が安定している
    ユニットは工場で一括して製造されるため、職人の技量や天候に左右されにくく、安定した品質が保たれます。
  • 地震に強い構造
    柱と梁を溶接で一体化する「ボックスラーメン構造」により、耐震性が高いのが特徴です。たとえばセキスイハイムのユニット工法住宅は、阪神・淡路大震災や東日本大震災においても倒壊例がなかったという実績があります。
  • 工期が短い
    工場でユニットを作っておけるため、基礎工事と並行して準備が進められます。その結果、着工から完成までの期間を大幅に短縮できます。
【注意点・デメリット】
  • 間取りの自由度に制限がある
    柱や梁を取り除けないため、窓や階段の位置に制約が出る場合があります。
  • 狭小地では建築が難しいことも
    完成したユニットを大型車両やクレーンで運搬・設置する必要があるため、道幅の狭い場所では施工が難しいケースもあります。
  • 外観のデザインに好みが分かれる
    ユニット構造の特性上、四角い箱型の見た目になることが多く、好みが分かれることがあります。