「権利証」とは、不動産の所有者であることを証明する書類のことを指します。具体的には、対象となる不動産(土地や建物など)が誰のものであるかを証明するための登記制度があり、その登記が完了したときに発行される「登記済証」または「登記識別情報」が権利証として扱われています。
「登記済証」は過去に登記所で発行されていたもので、現在は登記所がオンライン化したため新たに発行されることはありません。その代わり、「登記識別情報」として桁の英数字のパスワードが発行されています。このパスワードは本人確認書類として使用され、所有者本人を確認するために重要な役割を果たします。
なお、権利証は一度紛失または破損してしまうと再発行してもらえません。そのため、大切に保管することが重要です。