不動産取引における「片手」とは、不動産会社から見て、売主または買主のどちらか一方を担当する取引を指します。片手の「手」は「手数料」の略です。
例えば、以下のような場合……
- 売主Aが買主を探してもらうために不動産会社Bに依頼します。
- 買主Cが良い物件を探すために別の不動産会社Dに依頼します。
- AとCの間で売買契約が成立します。
この場合、手数料を受け取るのはB社とD社の2社です。売主AはAが依頼した不動産会社Bへ仲介手数料を支払い、買主CはCが依頼した不動産会社Dへ仲介手数料を支払います。
不動産会社Bと不動産会社D、それぞれが「片手取引」ということになります。
(もっと詳しく ⇒ 『両手、片手』 )