契約不適合責任とは けいやくふてきごうせきにん

「契約不適合責任」とは、売買契約において、引き渡された目的物の種類・品質・数量が契約内容と異なる場合(=契約に適合していない場合)に、売主が買主に対して負う責任のことをいいます。

買主は、目的物が契約に適合していないとき、以下のような権利を行使することができます。

  • 追完請求
    目的物の修理や、代替品の引渡しを売主に求めることができます。
  • 代金の減額請求
    契約不適合の内容に応じて、代金の一部を減額するよう求めることができます。
  • 契約不適合によって損害を被った場合、その損害について売主に賠償を請求できます。
  • 契約の解除
    契約不適合が重大な場合などには、買主は契約の解除を求めることができます。