不動産の売却活動は、通常インターネットの不動産ポータルサイト（SUUMO・ホームズ・at home等）を利用した「広告」展開が主なものとなります。もちろん掲載には費用がかかりますが、通常不動産業者は売主にこうした費用を請求するケースは多くありません。ただし、買主の一方的な希望により掲載先や方法を指定する場合には費用を請求されることもありますから、事前によく不動産業者と打ち合わせをしましょう。

インターネットではなく紙媒体による広告という手段もありますが、新聞を取っている世帯は減少しており、ポストへ直接投函することなども最近はあまり歓迎されず、結果として費用対効果が悪いためあまり行われていません。

広告で使用する文章などは不動産業者が作成します。要望があればもちろん考慮しますが、不動産の広告では使える文言に法的規制があるので、基本的にはお任せにしたほうが良いでしょう。

不動産の広告には法令に基づいた様々なルールがあり、コピーの文言も規制の対象です。

成約までの期間は様々です。
当然相場より高い価格で掲載すれば時間もかかりますが、相場程度の価格帯であれば３ヶ月程度が一つの目安となるでしょう。

※ もっと詳しく：（売れない時には？）売り出し価格の決め方

広告を掲載する場合には、詳しい住所（町名まで、○○丁目まで、マンションは部屋番号なし）は伏せてありますが、現地見学をする人の出入りが増えたり、外観写真などから近隣に売出しを知られてしまう可能性があります。そうした事態を避けるためには「広告」を利用することは出来ません。

こうした場合、価格は相場より下がりますが、確実に周囲に知られずに不動産を売却することができるのは、不動産業者に買取をしてもらうという方法です。 （業者買取について参考：家を売る方法）